不良だらけの危険なバイトッ☆
パニックになるあたしを見て隼人は笑っている。
「とにかく、来週行くからちゃんと準備しとけよ」
「……はぃ////」
付き合い始めてからこんなに遠出するのは初めてだし。
かなり緊張してる。
でも旅行ってなんだか楽しみだな。
────・・・
「わーっ、やったぁ!!」
家に帰ると藤堂君のはしゃぎ声が聞こえていた。
そこにはマスター、服部さん、ユキ君もいた。
「何してんだ?」
隼人が尋ねると
「聞いてよ!!来週なんだけどマスターが温泉旅行に連れてってくれるって」
「勿論、隼人と莉子ちゃんも行くだろ?」
「えっ」
来週…
隼人の方をチラッと見る。
「あー、俺と莉子はパス」
「えっ、なんで」
「どうしてだよ!?」
平然と言い放つ隼人にみんなが次々と問いかけた。