不良だらけの危険なバイトッ☆
それからは4人で喋っていた。
「抜けがけしたお前が悪い」
「そーだそーだ」
「…知らな…っておい隼人っ!!」
隼人がユキ君のおでこをごつんと小突く。
嫌そうに睨みつけるユキ君だけど…
「ほんとあいつら仲いいよね」
片方のまゆを下げながらマスターが笑っている。
「はい…」
あたしもそう思ったんだ。
みんなほんとに仲いいんだなって。
────・・・
「準備できたか?」
「うん」
ピンクの小さいトランクに視線を落とす。
「じゃあ行くか」
隼人が片方の手を取って歩き出す。