不良だらけの危険なバイトッ☆

クスッと笑って隼人はキスできそうなくらいに顔を近付けてくる。


「や…離して…」


思わず顔を背けると沖田隼人は耳元に顔を寄せてこう言った。


「面接する気がないなら、不法侵入者として警察に突き出すって言ったよな?」


ドキンッ!!!


痛いところを突かれてしまってあたしには為すすべもない。


警察に連れていかれたら家にバレて連れ戻されてしまう。


そんなの絶対に嫌…!!


答えるしかないんだ。


「実は…あたし、男の人が苦手なのにパパに知らない人と結婚させられそうになってて…それが嫌で家出しちゃって」

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