不良だらけの危険なバイトッ☆
* クリスマス・イヴ
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SIDE雪夜
「ん…はぁっ」
息が上がったまま天井を見上げる。
全然良くならない体調。
だるい体には苦痛の汗が滲んでいた。
「くそ…っ」
重い体を起こして窓を開ける。
見える景色はクリスマスの飾りで一色の街。
そっか…もう、そんな季節か。
クリスマスなんて何年も忘れていたな。
壁にかけてあるカレンダーは24日。
今日はクリスマス・イヴ。
まあ、俺には関係ないけど…。
なんて思いながら仰向けにベットに倒れこむ。