不良だらけの危険なバイトッ☆
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SIDE莉子
「じゃあ4時に空港に行くから…」
『了解。待ってる』
隼人の優しい声を聞いて、あたしは彼に自分の意志を伝えた。
今までユキ君のことを気にするあまり、隼人にはたくさん心配もかけたし不安にもさせただろう。
でも今日は…
財布を開いてチケットを取り出す。
今日は隼人のところに行く。
隼人だけの傍にいるよ。
チケットを眺めていると口元が自然と緩んだ。
さて、そろそろ準備しないとね。
新しいワンピースを着て、いつもと違うメイクをして
今日は最高に可愛いあたしで会いに行きたいんだ。