不良だらけの危険なバイトッ☆
「それ以外考えられませんね」
ベットに眠るユキ君を眺めながら先生が告げる。
重い病気ではないことに少しホッとするけど…。
「働きすぎ…ですよね」
「えぇ。さすがにここまで来ると自分でもわかってたとは思うんですけどね。それでも体を休めなかった結果でしょう」
「…」
目に見えてた結果。
止められなかったことにも悲しくなって太ももの上に置いていた拳が震える。
ユキ君…
涙に濡れた瞳でユキ君を見つめた。
「ほんとに…雪夜はバカだな」
そう言って先生が眠っているユキ君に軽くデコピンをする。
「え…?」
デコピン…?
しかも雪夜って呼び捨て?
あまりに馴れ馴れしい行為にポカンと先生を見つめる。