不良だらけの危険なバイトッ☆
頭がどんどんこんがらかっていく。
ユキ君は一体、何を隠してるの?
あたしの知らないユキ君の秘密。
「ん…」
そんな中…それまで静かにしていたユキ君が少し動く。
「ユキ君!!!」
目をゆっくりと開くとユキ君は手を上げる。
そしてかかげた手をじっと見つめていた。
「よかった。目が覚めたんだねっ」
あたしは興奮してユキ君のその手を握る。
ユキ君はそんなあたしを怪訝そうに見つめていた。
「莉子…?ここは…?俺は…何して?」
「病院だよ!!街で倒れて運ばれたんだよ」