不良だらけの危険なバイトッ☆
「ユキ君、ほらっ。まだダメだって。お願いベットに戻ろう?」
あたしが触れようとするとユキ君はその手を乱暴に振り払う。
「構うな…っあ…は」
声を出すのも辛いのか、心臓のあたりを抑えている。
「だめ…だめだって」
もう悲しくて涙しか出てこない。
「お願い…」
どうすれば…
どうすればユキ君を止められるの?
零れた涙が一つ、ユキ君の手の甲に落ちた。
「いい加減にしろ!!雪夜!!」
ビクンッ!!
大声と同時にユキ君の動きが止まる。
声の主は、今まで黙っていた先生だった。