不良だらけの危険なバイトッ☆
「なんで…っ」
「あいつをぶん殴るために決まってるだろ!!いきなりお前から離れるとか意味分かんねえよ」
「違う…!!!」
あたしはもう一度ユキ君の背中にしがみつく。
「隼人は悪くない。別れるって言ったのは…あたしだから」
「……どういことだよ」
冷たい声が降り注いだ。
「あたしとの約束の場所に行けなくても、隼人は怒らなかったよ。だけど…あたしがもう隼人と別れたいって思ったの」
「どうしてだよ…」
「あたしが
ユキ君の傍にいたいから…」
「…っ!!!」
ユキ君の顔をまっすぐに見つめる。
「何、意味分かんないこと言ってんだよ。同情とか別にいらないから」
「違う!!!そんなんじゃない!!!」
「じゃあ…なんでそんなこと」
「確かに…」