不良だらけの危険なバイトッ☆
声が震えてうまく出てこない。
「確かに最初は同情だったのかもしれない。
ユキ君の抱えてるものなんて知らないで、ただ苦しんでいるのを見ていられなかった」
「……」
「一人でまた倒れてないかとか、今日も顔色あまり良くないとか心配してた」
「…」
「でも、そうやってユキ君を助けたいって思うと同時に知りたいとも思った。
聞いてもいい?ねぇ、どうして…そんなに一人で苦しもうとするの?」
「…それは他の奴らには関係ないことだからだよ」
「関係あるよ」
「はあ?」
「ユキ君が苦しいと、あたしも苦しいから」
涙がユキ君の服を濡らした。
「嫌だよ…これ以上ユキ君が一人で傷つくのは」
守りたい…
それ以上に
「お願い…傍にいさせてよ」