不良だらけの危険なバイトッ☆
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「最近お兄ちゃん、よく笑うようになったね」
加奈子に言われたのは、どこかで聞いたような言葉。
「そうか?」
「うん、なんかね…明るくなった」
加奈子は不思議そうに笑った。
きっとそれはマスターやあいつらのおかげ。
そう考えるのは少し恥ずかしい。だから、
「よく言われるよ」
俺はそれだけを答えた。
加奈子の体調も安定、
きちんと治療する金も稼げてる。
忙しい毎日だけど…、それだけで満足だった。
だからもう少しだけ…。
「はぁ…っあ…」
仕事から帰った瞬間力が抜けてベットに倒れこむ。
この体は本当に俺のものなのか…
苦しくて苦しくて…動けない。
もう少しでいいから持ちこたえてくれ…。
必死に願いながら仕事を続けた。