不良だらけの危険なバイトッ☆
さらさらの細い髪が首筋に触れた。
暗闇の中だと、金色の髪は銀色にも見える。
Yシャツが擦れる音がして…
そのまま抱きしめられた。
「…うん」
長い指があたしの髪を撫でる。
振り返ると心配そうな表情だった。
「……ユキ」
「こんな薄着で、風邪ひく」
そう言ってあたしのパジャマの袖に触れた。
ユキだって…
こんな薄いシャツ一枚で、仕事してたくせに。
今もユキの方が冷たいもん。
そっと手を握ると、冷えきっていた。