不良だらけの危険なバイトッ☆
「…隼人だって何か事情があるんだろ」
「だけどっ!!!」
ユキは横に首を振った。
「いいんだよ、俺だってこんな仕事をまだ続けてる」
そんなこと…。
「莉子は…俺を軽蔑するか?」
「……っ」
涙が溢れた。
不安にさせてる…
ユキと生きるって決めたのに。
「軽蔑なんてしない。ずっとずっとユキの傍にいる」
…抱きしめることしかできない。
ごめんね。
「ありがとう」
ユキは前髪を押さえて天井を仰いだ。
その声は少しかすれていた。