不良だらけの危険なバイトッ☆
────・・・
バタンッ!!!
「っや!!!!」
体がベットに押さえつけられる。
隼人の香りで溢れた、モノトーンの部屋。
生活感のあまりない、ワンルームだ。
「ここはっ…?」
「ん?…俺の部屋♪」
隼人は余裕の笑みを浮かべる。
そしてあたしの髪に触れた。
「…近付かないで」
後ずさるけど、すぐに壁際に追いつめられる。
「そういうわけにもいかなくてね」
顔を近付けられて、あたしは横を向いた。
「大事な獲物(おひめさま)のことを、離せるわけないだろ」
掴まれた右腕を振り払う。
すると、もっと強い力で両腕を押さえつけられた。
「なぁ…莉子」
隼人はニヤリと笑った。