不良だらけの危険なバイトッ☆

────・・・

「うわっ!」

「やめろおぉおっ!!!」


男達の怯えた声しか響かない。


「なんだ、こいつ…超強ぇ!!」


彼らの目に映るのは、獣のような目をした少年…。


「ユキヤ…てめぇ」


「……はぁっ…」


荒い息をしながらも、その動きは止まらない。


口元を残酷に緩ませながら、大の男達を次々と倒していく。


…どうしても、ここで負けるわけにはいかねえ…


正直、体は限界だった。


脳裏に浮かぶ、一人の少女の姿。


消えないように。


消さないように…。


たったひとつ…


俺が生きていく理由。

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