不良だらけの危険なバイトッ☆

ごめんね…。


顔を覆った手が、涙に濡れた。


ずっと、ずっと一緒にいれたら良かった。


離れたくない…。


心が痛くて、壊れてしまいそう。


でも、


ユキのあんな姿見たら…、何も言えない。


ごめんね、ユキ…


でも、


────・・・




"愛してるよ"




────・・・


SIDE雪夜


走っても走っても、闇の中で。


どこにも光なんてない。


"ユキヤ"


怪しく笑うような声が、俺を呼んでる。


「やめろ!!!」


必死にかき消して、走った。


"ユキヤ" "ユキヤ"


逃れられない。


ここは一体…。

< 406 / 527 >

この作品をシェア

pagetop