不良だらけの危険なバイトッ☆
ごめんね…。
顔を覆った手が、涙に濡れた。
ずっと、ずっと一緒にいれたら良かった。
離れたくない…。
心が痛くて、壊れてしまいそう。
でも、
ユキのあんな姿見たら…、何も言えない。
ごめんね、ユキ…
でも、
────・・・
"愛してるよ"
────・・・
SIDE雪夜
走っても走っても、闇の中で。
どこにも光なんてない。
"ユキヤ"
怪しく笑うような声が、俺を呼んでる。
「やめろ!!!」
必死にかき消して、走った。
"ユキヤ" "ユキヤ"
逃れられない。
ここは一体…。