不良だらけの危険なバイトッ☆
俺を…
守りたい?
────・・・
「………っ」
意識が現実に戻される。
俺は、知らない部屋にいた。
ここは…一体…
「起きたか?」
顔を上げると
「……隼人」
視線が交錯する。
意識を失っている間に、何が起きたか…
思考が全然追いつかない。
「……莉子は、どこだ」
「そのまま俺の部屋にいるけど」
「何か」というような、まるで興味のない態度。
「…返せ」
「嫌だって言ったら?」
隼人が、馬鹿にしたように言ってくる。
「てめぇっ!!!!」
俺は思わず立ち上がった。
「………うっ!!!!」
途端に、腹部がズキンと痛んだ。