不良だらけの危険なバイトッ☆
「…………っ」
「別に反抗して、お前がどうなろうと知らねえけどな。………今、莉子のことだって俺の好きなようにできること、わかってるのか?」
莉子………っ‼
背筋が凍りそうになる。
莉子を人質にとられてる今、下手に動くことはできない。
こいつ、俺の弱点を知って………
ギリッと隼人を睨むけど、相変わらず、余裕そうに微笑まれるだけだった。
せめて…体が、自由に動けば…。
でも…これは…
経験したことのない…まるで全身が蝕まれるような、そんな痛み。
ヤバイ…
最悪の事態が頭をよぎった。
「大人しくなったか。……まあ、莉子を守りたかったらそれでいいんじゃない?」
「隼人…………てめぇ」
どうすれば………
どうすれば………いいんだ。