不良だらけの危険なバイトッ☆
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SIDE雪夜
「…な…んだと」
「なんだともなにも、今言った通りだよ」
「隼人…お前…」
「お前に拒否権はねえって言ってんだろ」
そう言って、隼人はベットに座った。
「拒否権とかそういう話じゃない」
たまらず俺は立ちあがった。
「……っ!!!」
強い痛みが襲ってくる。
「だから、今傷を悪化させてどうすんだよ。少しでも、体休めとけ」
「……っ」
隼人の言葉には迷いがない。
言い返す言葉が見つからなかった。
そのまま俺も、腰を下ろした。
「……なんで、こんなことするんだよ」