不良だらけの危険なバイトッ☆
* ユキと隼人
ピ────・・・
虚しく消えていく機械の音。
腕から抜けた力。
目を閉じたユキは穏やかな表情をしていて、
眠っているようにも見えた。
今まで何度も浮かべていた苦痛から解き放たれたような…
安らかな寝顔。
なのに…
あたしの体はガクガクと震えが止まらない。
"どうして…"
逃げ場のない恐怖がただただ襲ってくる。
夢…?
これは全部悪い夢だよね…?