不良だらけの危険なバイトッ☆

「…ほんと…です」


「ほら、莉子がそう言ってるからそうなんだよ」


隼人はそう言ってあたしの頬に口づけた。


「…ひゃっ」


…皆の前でなんてことを///


「そんなぁーっ!!」


藤堂君が絶叫する。


「うるせーよ。まっそういうわけで俺ら付き合ってるんで俺と莉子は同室ってことで」


藤堂君を払うように手を動かすと隼人はマスターに微笑みかける。


「まあ、隼人がそう言うなら…」


ま、マスター…っ!!

あたし…食べられちゃうよ!!


婚約以上に酷い状況に言葉がもう何も出てこない。


泣きそうになりながら状況を見守るしかできなかった。


「…は、嫌だよ」

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