不良だらけの危険なバイトッ☆
サンキュー、雪夜。
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「はぁっ…はぁ…」
「そのボロボロの体で…、メール?」
息を荒ませ、壁にもたれかかっている。
携帯を持つ手がガクガクと震えていた。
「何?莉子に最後の愛の言葉なんて送ろうとしてるの?」
閉じ込められた状態で堂々と…。
こいつのそういうマイペースなところが大嫌いなんだよ。
でも、きっと確信しているんだ。
あんなに痛みに耐えてきた、こいつの苦しみ方が尋常じゃない。
自分で一番わかってるんだろ?
……もう助からないということを。
それでも、この計画に乗ってくれたユキには感謝してるんだ。