不良だらけの危険なバイトッ☆
「俺は諦めねえよ。絶対あいつらを倒してみせる。
お前がメールしなくても、莉子は俺に惚れ直すしな」
笑みを浮かべた。
自信も勝算も、その全てが強がりであっても。
「だから…、お前は俺に味方なんかしてる暇ねえぞ。
この作戦が成功したら警察でも呼んだ方身のためだぜ。
悪い虫は莉子から引き離すために全力を尽くせよ」
挑発的に誘う俺を見ても、ユキは穏やかな表情のまま。
「ああ…」
男なんて強がりな生き物だろ?
好きな奴の前ではかっこつけていたいんだ。
「ま、俺には逃げられるかもしれないけどな」
″もし俺があいつらにやられても…″
弱気なifの仮定。
莉子を守るための
確実な手段。
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TO:莉子
隼人はずっと、お前を愛してる
あいつのこと…
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