不良だらけの危険なバイトッ☆
「これ以上近づいたらこの男を撃つからな」
警察を威嚇するように、拳銃の先の俺を見据える。
…さすがだな。
この状況にも動じることなくその台詞が言える。
「何言ってるんだ!!!!」
警察が叫んだ。
バァーンッ!!!
矢のように真っ直ぐな弾丸が俺の肩を掠めた。
ズキリと痛んだとともに、わずかに切れた肩が赤く滲む。
一瞬で警察さえも押し黙らせる。
清和………
お前やっぱりすげーよ。
だからこそ…
この大役を任せられる男はあんたしかいねえよ。
「ははっ」
思わず笑みが零れる。
「…何が面白い」
すぐさま眉を尖らせて清和が睨んできた。