不良だらけの危険なバイトッ☆

「別に?俺を人質に警察に楯突くなんてな。情けねえなって思っただけだよ」


クスリと挑発的に笑いかけると


清和の表情がますます険しくなる。


「自分の命が危険な時によくそんなことが言えるな」


「警察に追い詰められてるのはお前も一緒じゃん」


「…黙れ」


バァーン!!!


「…っ!!!」


衝撃音ともに、今度は左腕が痛んだ。


「…はぁっ…は…本当容赦ねえな…」


「次なんか言ったら本気で心臓を貫くからな」


冷たく凍りついたような声。


痛みで感覚が消えてしまいそうだ。


でも…


それでいい。


てめえの最後の役目。


それは…









″俺を殺すことだから″











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