不良だらけの危険なバイトッ☆

ポロポロと涙を零しながら、精一杯の笑顔を作っている。


「命に代えて、あたしのことを守ってくれた」


「…そうか」


わかっていた答え。


でも実際に聞いた言葉は、やっぱり重すぎて…。


さっき撃たれた傷の何十倍も痛いものだった。


「ユキが…言ってくれたの」


「…え?」


「隼人のこと、信じろって




…今でも、隼人はあたしのこと愛してるって」


「……あいつ」


「だから…ごめんね。あんな酷いことたくさん言って。このまま何も言えないまま終わりになんかしたくなくて…」


「……」


「気づけば、ここにいた」

< 471 / 527 >

この作品をシェア

pagetop