不良だらけの危険なバイトッ☆
涙でぐちゃぐちゃになった顔。
「馬鹿野郎…」
全てのタイミングがうまく重なって、俺の命は救われた。
莉子、
そしてユキがいたから…。
「…そんなこと…言わなくてもわかれよ」
ユキ、
お前はすげえ奴だよ。
愛した女のこと、ちゃんと守り抜いたじゃねえか。
けれども…。
俺は莉子の背中に腕を回した。
そしてきつく抱き寄せた…
世界の中心が、ここであるかのように
俺の罪を映し出す…
最低な俺を許してほしい。
お前の大切な人を愛している俺を…
「助けてくれて、ありがとな」