不良だらけの危険なバイトッ☆


「信じてるから…」


「……」




「隼人のこと…信じてるから。







一人で全てを背負わないで」


「……っ」


きっと"黒虎"のトップという立場は、ただでは済まされないだろう。


そしてあたしのパパのことも。


あたし自身がしてきたことも。


互いにどれほどの罪を問われるか…


はかりしれない苦しみが、あたし達の未来に待ち受けているかもしれない。


それでも…


どんな罪でも受け入れる。


あなただけは闇に落とさせない…。


ユキの言葉があたしへくれた大きな決意。



隼人の手にあった手錠の片方を自分の腕にはめた。


そして…


ガシャン…!!


もう片方を隼人の腕にはめた。

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