不良だらけの危険なバイトッ☆
「じゃあそういうことで」
「は…ははは…」
いいんですか、そんなんで。
ていうかあたしの価値は月2万円なんだね…。
「よし、じゃあ一件落着ということで開店準備するか」
服部さんの一声を合図に皆が持ち場へ散っていく。
て、てきとーすぎでしょうに!!
あたしは冷や汗を流しながら突っ立っているだけで。
「今夜からよろしくな」
「ひぇっ」
耳元で隼人に囁かれて体が一瞬身震いする。
…も、もう嫌っ!!
なんであたしはこんなに男運がないのよっ!!
どうしようもなくガックリと項垂れる。
…こうしてあたしは不良だらけの檻の中に閉じ込められることになったんだ。
彼らとの未来がどんな道へ続いているかなんて想像さえできないままに…
◇