不良だらけの危険なバイトッ☆

しかも

「きゃぁーっ」

「かっこいいーっ」

店内は黄色い声の嵐だ。


そりゃあ

みんなかっこいいから…。


納得といえば納得なんだけど


「隼人君こっち向いてー」

「服部さんこっち来てください」


まるでアイドルのコンサートにでも来てるかというような雰囲気。


圧倒されたあたしは呆然とその状況を見つめていた。


「こちら、ココアとホットティー、それからミルクレープになります」


淡々とした表情で隼人がテーブルに品物を運ぶ。


「ねぇ、隼人君って何歳?」

「16歳ですけど」

「わぁ、同い年じゃんっ」


女の子はハイテンションできゃっきゃっと騒いでいた。

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