不良だらけの危険なバイトッ☆
「そんなこと…ない//」
「嘘つくなよ」
そう言いながらあたしを壁際に追いつめる。
ダンッー
あたしの頭のすぐ横につかれた大きな手。
クスッと笑った吐息が耳をくすぐる。
ゾクリと胸の中を何かが渦巻いていく。
…も、だめ…
心臓持たないっ!!!
「あたしお風呂入ってきます!!」
隼人が差し出していたタオルを奪い取ると、一目散に階段を降りていった。
─────チャプ
─────チャプン
…男の子って狼みたい。
水滴がしたたる鏡に映る自分の顔はまだ真っ赤で。
あたし、ここでちゃんと暮らしていけるのかな…