不良だらけの危険なバイトッ☆
「俺がこいつのことを守るから」
…え?
隼人?
顔を上げてその表情をうかがう前に隼人があたしの肩を引き寄せる。
「何驚いた顔してんだよ。彼女のことを守らない男がこの世のどこにいるんだよ」
真っ直ぐな言葉。
そこからは迷いは全く感じられなくて…
「うん…」
なんだかドキドキしちゃうよ。
見上げた横顔は男らしくて隼人がいつもよりかっこよく見えた。
その表情に一人真っ赤になっていたこと
気づかれてないといいけどな…
「はあー!?そんなのダメに決まってるでしょっ!!」
「きゃっ」
隼人からあたしの体を奪い取るような形で抱きついてくる。
「と、藤堂君っ」