不良だらけの危険なバイトッ☆

「何一人だけナイト気取りしてんの!!一緒に住んでいる以上莉子ちゃんを守る権利は平等でしょ!!」


「は、それは彼氏の特権だろ?」


「じゃあ隼人がいない時に莉子ちゃんがピンチになったらどうするんだよ」


「まずそれがありえないから」


言いあいになる隼人と藤堂君。


「まあ、俺は遼の意見に賛成だけどな」


「一哉てめえ」


「だってそうだろ?守る人間が多い方がお姫様も安心だと思うけどな」


「…確かに」


服部さんに続いて今まで黙っていたユキ君までもが同意する。


「てめえら、俺に何の恨みがあるんだよ」


「莉子ちゃんを一人占めしようとした恨み」


満面の笑みを浮かべる藤堂君。

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