不良だらけの危険なバイトッ☆
クスクスと笑顔を見せる莉子の肩を掴む手に力を込める。
「…?」
?マークを浮かべながら俺を見つめる莉子。
絶対離してやらない。
こいつは俺のものだから───
そう心に誓いながら微笑みかける。
「…っ//」
それだけで莉子の頬は真っ赤になっていた。
単純な奴め…。
でも俺の心はそれで満足してしまうから、単純なのは俺も同じか。
初めてできた守りたい人。
きっとこの時に既に俺は莉子にベタ惚れだったんだろう。
穏やかな日はこうして時を刻みだした。
ひっくり返した砂時計が刻み始めた時間。
残された時間はあと…?