だって、好きなんだもん!
「彩夏ーっ」
「凛子?」
息を切らした凛子
「これ、昨日と一昨日分のノート」
・・・・・ノート?
「とってくれてたの?」
「当たり前じゃん」
いつも休んだ分の授業ノートを凛子がとってくれる。
綺麗な字で書かれているノート。
「ごめんね」
「ううん。じゃ、頑張ってね」
凛子には沢山迷惑をかけている。
なのに、凛子は何でも引き受けてくれた。
「凛子、バイバイ」
「うん。バイバーイ」