だって、好きなんだもん!

「彩夏も休息みたいなの、欲しいだろ」


「なんで俺?」


「そりやぁ・・・まぁな」

鈍い



翔はこういうのだけ、鈍い






彩夏の気持ちに気づいてやれよ。


「まぁ、いいわ。んじゃ、ノート借りる」


「あぁ」



翔には負けたくない


絶対に。







凛のことで負けたくない



< 72 / 91 >

この作品をシェア

pagetop