純血のヴァンパイア
11.偽りの婚約者
「なんのつもり?静瑠。」
恐らく、ココは。静瑠の屋敷。
ベッドに寝かされ、両手足を縛られている為身動きが出来ない。
でも、一番聞きたいのは目の端に見える檻の中。
「私はあなたと結婚する、と言ったわ。なのに、なぜ彼がココに居るの?」
そう、檻の中には雪兎が鎖につながれ横たわっていた。
雪兎は、先日の発作でかなり危険な状態になっていたはず。
今度発作が起きれは、命の危険があると蓮から聞いている。
今は落ち着いている様子だから、まだ大丈夫だと思うけれど
いつ発作が起きてしまうかもしれない。
早く、ココから助けなくちゃ――――――
恐らく、ココは。静瑠の屋敷。
ベッドに寝かされ、両手足を縛られている為身動きが出来ない。
でも、一番聞きたいのは目の端に見える檻の中。
「私はあなたと結婚する、と言ったわ。なのに、なぜ彼がココに居るの?」
そう、檻の中には雪兎が鎖につながれ横たわっていた。
雪兎は、先日の発作でかなり危険な状態になっていたはず。
今度発作が起きれは、命の危険があると蓮から聞いている。
今は落ち着いている様子だから、まだ大丈夫だと思うけれど
いつ発作が起きてしまうかもしれない。
早く、ココから助けなくちゃ――――――