純血のヴァンパイア
13.血の契約
暫くそのまま抱きとめ
子供をあやす様にポンポンと優しく背中を叩く。
んー雪兎のひんやりとして
でも仄かに温かい体温とトクットクッと同じリズムで刻む
心臓の音が心地いい。
このまま寝ちゃいそう―――――
「喉…渇いた、な…」
不意に、頭の上から小さな声が聞こえた。
多分、口にするつもりはなかったけど
零れてしまったのだろう。
「雪兎、喉渇いたの?飲む?」
私の血はほんの少し、一口しか飲んでないから
もしヴァンパイアになってしまったのなら
あれでは足りないはずだ。
子供をあやす様にポンポンと優しく背中を叩く。
んー雪兎のひんやりとして
でも仄かに温かい体温とトクットクッと同じリズムで刻む
心臓の音が心地いい。
このまま寝ちゃいそう―――――
「喉…渇いた、な…」
不意に、頭の上から小さな声が聞こえた。
多分、口にするつもりはなかったけど
零れてしまったのだろう。
「雪兎、喉渇いたの?飲む?」
私の血はほんの少し、一口しか飲んでないから
もしヴァンパイアになってしまったのなら
あれでは足りないはずだ。