純血のヴァンパイア
幸せな時間
あれから、1年が過ぎた――――
当初、私は人間界には1年の約束で来たけれど
次期当主という責務を降り、人間界に留まる事を決めた。
もちろん、父の宣言通り去年私達はヴァンパイア界で婚儀をした。
ただこの婚儀は形式的なもので
ヴァンパイア城で、雪兎と私が皆に宣言し調印するというもの。
だから、人間界で改めて結婚式を挙げようと2人で決めていた。
桜が咲き誇る教会で、と――――――
そして、その日が明日。
緊張と嬉しさで胸が高まる、はずなんだけど・・・
当初、私は人間界には1年の約束で来たけれど
次期当主という責務を降り、人間界に留まる事を決めた。
もちろん、父の宣言通り去年私達はヴァンパイア界で婚儀をした。
ただこの婚儀は形式的なもので
ヴァンパイア城で、雪兎と私が皆に宣言し調印するというもの。
だから、人間界で改めて結婚式を挙げようと2人で決めていた。
桜が咲き誇る教会で、と――――――
そして、その日が明日。
緊張と嬉しさで胸が高まる、はずなんだけど・・・