純血のヴァンパイア
その日から、私達は雪兎と一緒にいる日が多くなった。

学校に来ている日も、体調が悪く休んでいる日も

夕方には病室に行って面会時間ギリギリまで居座ったり

雪兎に飽きられるくらい、ほとんど毎日。


今日も、蓮と燐を連れて病室に来ている。

「お前ら、何なんだよ。毎日毎日、よく来るよな~」

盛大な溜め息を付きながら呆れた顔で、私達3人を見る。

「だってヒマなんだよ、俺ら。」

「あら、いいじゃない。楽しくって、ねぇ~。」

「てか、なんで居るの?麻子さん」

「ん?仕事終わったし。燐君に誘われたし?」


かわいく首を傾げながら、笑っているのは担当看護師の麻子さん。

何度か来ているうちに、仲良くなった。
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