ペンネームはKとM


ザッ‼

答える代わりに私は斬りかかった。

ザクッ‼

斬った肉の手応えはあるが、

「そう事を急ぐな」

耳元で囁かれる口に、

剣先を突っ込んだ。

かすかに血の香りがした。

思わず眩暈がするほどの、

極上の血。

「これが欲しいか?」

男の口から赤い血が垂れている。

紅い血を舌で舐めとる男。

気づいたら私は、

男に口付けていた。

舌で舌を絡め取る。

ゆっくり。

愛おしむように。

喉に堕ちていく。

ああ。

ああっ。

力が抜けていく。

力が…。













「あ~‼ダメダメ‼エロすぎる‼」


< 3 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop