ペンネームはKとM
ザッ‼
答える代わりに私は斬りかかった。
ザクッ‼
斬った肉の手応えはあるが、
「そう事を急ぐな」
耳元で囁かれる口に、
剣先を突っ込んだ。
かすかに血の香りがした。
思わず眩暈がするほどの、
極上の血。
「これが欲しいか?」
男の口から赤い血が垂れている。
紅い血を舌で舐めとる男。
気づいたら私は、
男に口付けていた。
舌で舌を絡め取る。
ゆっくり。
愛おしむように。
喉に堕ちていく。
ああ。
ああっ。
力が抜けていく。
力が…。
「あ~‼ダメダメ‼エロすぎる‼」