ペンネームはKとM
クシャ。
原稿用紙を丸める。
エロは必須なんだけど、なんだかなぁ…。
首を傾げてイラストを見下ろす。
イラスト。
なんだか違う。
イメージしてたものと違うっていうか、違ったことがショックっていうか…。
あ、ご飯の用意しなきゃ。
昨日のカレーがあるから、カレーうどんにする予定。
手抜きだって言われそうだけど、マサ君は美味しいって食べてくれるし、げんに美味しいんだから‼
「ただいま~」
「おかえり。お疲れ様」
私はマサ君を出迎えた。
「お風呂、さき入る?」
「う~ん、後でいっかな」
マサ君はクンクンと鼻を動かす。
「お‼カレーうどんじゃん‼」
「明日はカレーうどんって言ったじゃない」
「そだっけ?俺、好きなんだよ」
「ん?」
「ヤコさんのカレーうどん」