花火前線
全ての想いにさよならを

☆李斗☆


「おい、どーすんだよ」


佐澤と話さなくなってもう半年が経とうとしていた。

オレ達、3年生は修学旅行に来ていてお土産を買っていた。

最終日だから。


「…何が」


傍に居た一人の男友達が話しかけてくる。


「何が、じゃねーよ。買うなら早くしろってこと」

「…花菜に買ってた方がいいのかな」
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