花火前線

私は冷たく言うと、足元をふらつかせながら歩いた。

でも結局、だるくて止まってしまう。


すると、前から李斗先輩の手の平が私のおでこに触れようとした。

私はそれを振り払った。


「え…?」


当然、先輩は驚いた顔をしている。
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