【完】白のあなたに恋をする
賭け
――――体育祭 当日…
とうとう来た体育祭…。
ここで私たちの賭けが始まるんだ…!!
………あーーー!!
どうしよう…緊張するよー…。
「なーに暗くなってんの!!」
バシィ!!
「いた!!れ、れな!!」
「まったくぅ…、競技はまだ先なんだからそんなに固くなんないのぉー!!」
今日のれなは少し巻いた長い髪をポニーテールにしていた。
ふぁー…女の子って髪あげるだけで印象違ってくるなぁ…。
ちょっといつもと違うれなに見えたけど、れなのいつもと変わらない笑顔をみて、少し気が楽になった。
「そうだね…、れな今日は縛ってるんだね。私も縛ればよかったなぁ。」
「髪の毛縛んないと邪魔じゃん!もーぉ、杏はぁ、こっちおいで!縛ってあげる!!」
「あ、ありがとうっ」