【完】白のあなたに恋をする
「わっ、あの先輩騎馬戦向いてるみたいだねっ…」
「きゃぁぁぁーー!!イケメン先輩じゃぁーん♪」
次々に競技は始まっていた。
歓声が強まっていく。
やっぱり高校って盛り上がるんだろうなぁ。
「あっ、次リレーだってぇっ!
…白くん出るんじゃない?」
「えっ!!」
私は勢いよくリレーが行われるレースを見た。
白…、あっいた。
白は髪が白いから目立っていて見つけやすかった。
「杏、応援しなくていいのぉ?」
「こ、こんな広いとこで声なんかでないよっ!!」
「でもさぁ…」