【完】白のあなたに恋をする
「あっ、杏ちゃん!!よかったぁ、何もされてなくて…」
「え…?どういうこと?」
私の所に駆けつけてくれたのは、私たちのクラスメイトの女の子だった。
そうとう私をさがしていたのか、息が荒れている。
私はその子の背中を指すってあげた。
「大丈夫?ゆっくりでいいから話して?」
「う、うん、ごめんね。
実は…先輩たちからもう目つけられてること分かってると思うけど、さっき先輩たちが一年をつれさってどうのこうのっ…って話を聞いちゃって…」
え…!?
「それってつまり拉致ってことか?」
「たぶん…それで、今杏ちゃんは無事見たいでよかったんだけど…れながいないの。」
「れなが!?」