【完】白のあなたに恋をする
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「…おら、よくもさっきは邪魔したなぁ。」
「………………。」
「なんか言えよ!!一年!!」
ドカッ!!
「うっ…!!」
バスケ部の部室。
そのなかで先輩に囲まれた中に、ふわふわした髪がボサボサになってしまった、
れながいた。
「ううぅ…。」
先ほどの蹴りのせいか、れなはうずくまっていた。
「いっちょまえに声あげてんじゃねぇーよ。本番はこれからなんだから…。」
そう先輩がいったとたん、ガチャリとドアが開いた。
れなは助けが来たかと一瞬目を輝かせたが、その光は闇へと変わった。
「おーっす、先ぱぁい、ありりっこの一年ボロボロじゃないっすかぁー。」
ドアの中に入ってきたのは、おそらく二年だろうか…、数人の男が入ってきた。
「で?先輩。この子っすかぁ?メチャメチャにしていいのはぁ。」
「!?」
「そうよ、もう二度と私たちに逆らえないようにして。」
「ごほっ…ちょっ!あんたたちっ…!!」
「うるさい一年。」