【完】白のあなたに恋をする
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「っ…!白、ダメだよ!顔色悪いよ!?」
「うるさいっ…!!」
私たちはバスケ部の部室を探して走り続けていた。
でも、そのせいなのか、白の顔色はどんどん悪くなっていく。
「白…!!もうっ…!」
「おいっ、杏!!白!!」
「宏くん!?」
後ろを振り向くと、私たちと同じように汗を流して息を切らしている宏くんがいた。
「…おい!宏!バスケ部の部室はどこだ!?」
「部室!?それならこっちにっ…、って白お前、顔色が…」
「今はそんなことどうでもいい!!早く連れてけ!!」
「…!あぁ…、こっちだ!!」
宏くんはなるべく早く走って私たちを案内してくれた。
れな…!間に合って…!!