【完】白のあなたに恋をする
そして、私の目の前が喧嘩の嵐になった。
私に飛びかかってきた男の人は白の手で防がれたけど…、
こんな大勢のなか、二人で立ち向かうなんて無理だよ!!
私はどうにか立ち上がろうとしたけど、腰が抜けて動けない…!!
「あ…杏!早く先生に知らせて!!」
「う…あ宏く…」
「杏!!お前しかいないんだ!!!」
「白っ…!」
私は精一杯の力を振り絞って立った。
「よし…!そのまま行け!!!!」
「いかせないよぉーー???」
「きゃっ!!」
立てたかと思えば横から思い切り腕を掴まれた。
「いた…!放してっっっ!!!」